弓道競技規則では弓道で使用する矢には鳥の羽を使用し、甲矢(右翼羽)、乙矢(左翼羽)の1対で構成、製作することが規定されています。

① アメリカンターキー

現在最も一般的に使用されている弓道用の矢羽です。アメリカでは食用として大量に生産、消費される七面鳥の羽で、羽の色は白色です。 弓道矢ドットコムでは従来日本弓道で使用、親しまれてきた鷲・鷹の羽根の文様(斑)再現を目指して染色及び加工技術の向上に努めています。(浸染、差斑染、べっ甲染め、手描染、写染めなど)

② ブロンズターキー

野生由来の七面鳥でトラフ模様の美しい羽です。羽質は白七面に比べやや弾力性に富んでいるのですが白七面鳥に比べ入荷数量が少ない。

③ 大黒鳥

ターキーに比べより大型の鳥で、天空を飛翔します。このため羽根質も弾力性に富み、非常に丈夫で長期の使用に最適です。使用する部位でそれぞれの特徴があり価格にも幅があります。練習量の多い高校生、大学生には最もお勧めです。

④ ホワイトグース

ガチョウ、七面鳥より小型の食鳥。弓道近的矢の羽の長さは13cm以上と規定されているため充分の羽の長さを確保することが困難ですが羽根質はしなりがあり、弓力弱い方にはお勧めです。またナタ羽は遠的矢用として重宝されています。

⑤ ハナハク

ガチョウの一種、羽に天然の犬鷲状文様(斑)が美しく、弓力が比較的弱い方にはお勧めです。

⑥ 小鳥羽

大黒鳥より小型の天空を飛翔する鳥の総称です。飛翔する鳥の羽ですので大黒鳥ほどではありませんが羽根質に弾力性、耐久性があり、また天然の羽の文様(斑)を楽しめます。

⑦ 白鳥

高貴さをもった鳥の羽です。特に羽山の低いナタ羽はハサミを入れることなく自然の状態で使用するため頬さわりも柔らかく、このため礼射用の羽として重宝されます。開方の羽は七面鳥より柔軟性があり、七面鳥の上等品として使用されます。ただ近年は入荷量が少なく多くを作ること難しくなりました。