矢は弓射時に“しなり”をもって飛翔します(離れの刹那)。

古くより箆矢(竹矢)においても使用する弓力、矢束に見合った箆の重さ、硬さを選び釣合いを整えて使用してきました。つまり強い弓には重目で箆張硬めの矢を使用し、また逆に弱い弓には軽目で箆張も柔らかめの矢を使用することで矢を安定飛翔させ、矢所のまとまる矢に調整使用してまいりました。同様にアルミ矢・カーボン矢といえども弓の強さに合った矢の重さ、箆張を選び、釣り合いを調整すること大切だと考えます。